無限大な夢のあと

テニスとアニメが大好きな厨二病SEのブログ

【書評】独習Python ( @yyamada )

WINGSプロジェクトの書籍レビュアーに応募し、献本してもらったので、書評を書きました。
今回は表題にある通り「独習Python」の書評となります。

独習Python

独習Python

Pythonhは実務では使ったことがないというのがステータスです。

レビューに入ります。
こちらの書籍だと、実際にプログラムを書きながら、必要な処理を辞書的に調べるという用途で使えるだろうなと思っているので、一旦そのように読み進めておりました。
ただし、プログラムを書き始めるまでの環境、歴史的経緯も知りたかったので、1章だけは最初に読みました。(私自身としては、JetBrainsのPyCharmで検証してました

実際にプログラムを書く題材としては言語処理100本ノックの準備運動の最初5問を解きつつ、周辺のページを読むというような読み方をしました。
nlp100.github.io

解答例(参考にしたリンクなども記載しました

言語処理100本ノック 準備運動 0-4


上記の問題を解くにあたり、以下の章を特に重点的に読みました。

  • 第5章(標準ライブラリ(基本))
  • 第6章(標準ライブラリ(コレクション))
  • 第7章(標準ライブラリ(その他))

今回は問題を解くのには使わなかったですが、文字列/日付周りはどうしても業務などで処理を書くには必要な処理なので、しっかり内容を書かれているのはありがたいと思いました。
実際に問題を解くにあたっては、少し調べた中で、リスト内表記やスライス構文、lambdaなども使ったのですが、ここら辺の説明も記載があって、既存のコードも読めた感じです。


また、そこ以外だと以下の章にコルーチンがあることやdataClassもPythonに実装がされているのは知らなかったので、そこら辺の説明もしっかり読まさせていただきました。

ここではPythonの言語としての説明だけでなく、コルーチンのところのような概念のところもしっかりイラスト付きで説明もあって、プログラミング初学者自体にも優しい内容だと思いました。

業務で使う方は、こちらの書籍を横に置いて、ちょっとした調べ物もWebだけでなく、こちらも調べて見るとPythonの言語としての理解も深まるかなと思いました。
以上、レビューとなります。

最後に大きく影響はないですが、見つけた誤植部分を記載しておきます。

誤植
P348

(誤)ラムダ式を利用した例はmap関数(6.1.12項)、filter関数(6.1.13項)などでも
(正)ラムダ式を利用した例はmap関数(6.1.13項)、filter関数(6.1.14項)などでも


ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

  • 作者:斎藤 康毅
  • 発売日: 2016/09/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)