無限大な夢のあと

テニスとアニメが大好きな厨二病SEのブログ

書籍「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築」

皆様あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

今年の目標の一つにアウトプットを増やすことを挙げたので、
情報発信としてどんどんブログを書いていきたいと思います。

さて、今年1発目の内容は書籍「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築」についての書評です。

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築


本書を選んだ理由は下記の3つです。
 1.クラウドインフラとしてのAmazon Web Services(以下、AWSとする)がアプリケーションエンジニアとして無視できないほど注目されている技術になってきているため。
 2.現在のプロジェクトでネットワークについての基礎知識が必要であるため。
 3.現在のプロジェクトでOpenStackという技術を使用するにあたって、「AWSで言うと○○」という文脈で語られることが多く、その会話についていくために必要と感じたため。

今回のレポートでは本書について以下の3つの内容を紹介致します。
 1.対象ターゲットについて
 2.本書で学ぶことができる内容の全体像について
 3.私自身がこの本書で学ぶことができたネットワーク/サーバー構築の知識について

1.対象ターゲットについて
私見にはなってしまいますが、本書の対象ターゲットについてご紹介致します。
下記の図のように、対象ターゲットは以下です。
 ・AWSの基本的な使用方法を学びたい人
 ・ネットワーク/サーバ構築の基礎を学びたい人

私自身は上記のターゲットでいうと、両方に当てはまります。
もし、上記のターゲットに当てはまる方がいらっしゃいましたら、ぜひこの書籍をご購入されることをおすすめ致します。

2.この本書で学ぶことができる内容の全体像について
まず、本書の目次を下記に記載致します。

 ≪CHAPTER 1≫システム構築をインフラから始めるには
 ≪CHAPTER 2≫ネットワークを構築する
 ≪CHAPTER 3≫サーバーを構築する
 ≪CHAPTER 4≫Web サーバーソフトをインストールする
 ≪CHAPTER 5≫HTTP の動きを確認する
 ≪CHAPTER 6≫プライベートサブネットを構築する
 ≪CHAPTER 7≫NAT サーバーを構築する
 ≪CHAPTER 8≫DB を用いたブログシステムの構築
 ≪CHAPTER 9≫TCP/IP による通信の仕組みを理解する
 ≪Appendix A≫パケットキャプチャで通信をのぞいてみる
 ≪Appendix B≫ネットワークの管理・運用とトラブルシューティング

本書で実際に構築する内容は下記となります。
f:id:noimpslmtbrk:20150104160952j:plain

3.私自身がこの本書で学ぶことができたネットワーク/サーバー構築の知識について
約8時間くらいで読むことができましたが、本書を通して新たに学ぶことができた内容は下記となります。

3-1.AWSの基本的な使用方法
  ・Amazon EC2の使用方法について
  ・Amazon VPCの使用方法について
3-2.ネットワーク/サーバ構築の基礎
  ・ルーティングプロトコルについて
  ・ルーティングテーブルの設定例とパケットの流れについて
  ・HTTPプロトコルの改行コードについて
  ・NATサーバーの構築について
  ・ファイアウォールの種類について
  ・DNSが名前解決するまでの仕組みについて
  ・ARPIPアドレスを解決する際の範囲について

上記の個々の項目は図も必要であることもあり長くなるので説明致しませんが、実際に手を動かすことで学べることが本当に多いと実感できた本書でした。
各項目についても丁寧に説明してくれていたのが読み手に親切だと感じました。
また、手順ごとにキャプチャーが載っているため、迷わず手順を進めることができました。
加えて、初めてAWSを使う方に取っては1日で本書の内容を実施すれば、料金は一切かからないということにも注目です。
※構築が終わった後すぐにEC2/VPCを破棄する必要はあります。
また、EC2インスタンスが一つであれば、以下にあるようにずっとインスタンスが起動しっぱなしでも無料のようです。
以下のURLページを参照すると、AWS の1年間の無料利用枠には毎月 750 時間分の Linux および Windows の t2.micro インスタンスが含まれることがわかります。
料金表 - Amazon EC2(スケーラブルなクラウド上の仮想サーバー) | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)




以下、3つの内容を紹介致しましたがいかがでしたでしょうか。
 1.対象ターゲットについて
 2.この本書で学ぶことができる内容の全体像について
 3.私自身がこの本書で学ぶことができたネットワーク/サーバー構築の知識について


今回は私のプロジェクトで必要となる内容と感じたため本書を読みましたが、
SIer系の普段のプロジェクトではすぐには必要となる内容ではないとは思います。
しかし、新しいプロジェクトにアサインされた際に技術検証や環境構築などでサーバー構築の仕事を任された際に前提となる知識でもあると思いますので、ぜひお時間ある時に本書を読んでみてください。
また、AWSクラウドデザインパターンシリーズは2015/02/19に第2版が出るそうなので、
こちらも併せて購入することをお勧め致します。
私も購入した後には書評を書く予定です。

Amazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド 改訂版

Amazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド 改訂版

Amazon Web Services クラウドデザインパターン 実装ガイド 改訂版

Amazon Web Services クラウドデザインパターン 実装ガイド 改訂版

Amazon Web Services 徹底活用ガイド (日経BPムック)

Amazon Web Services 徹底活用ガイド (日経BPムック)